異世界おじさん買う最中、「本の神様があなたに最適な本を教えてくれる」的な帯を見かけた
本の神はどの瞬間宿るのだ…?白焼きは…まだ違うな…本刷り入って折丁束ねた時か?これはまごうことなき本の最も瑞々しい姿だが…これが神でないなら誕生したヴィーナスはただの裸婦であろう…いやしかし本の体裁としては綴じた時だろうが、帯やスリップが挟まれるまでは書き手にとって本という商品ではない、紙の束を糊付けしたものやもしれぬ。であれば、納品が了承された瞬間、本に神が宿るのか…?それではまるで偶像崇拝ではないか、本に内包された情報がその価値を広く認めさせるのだ、読み手にとってそれは道徳であり指標であり証であったりする、尊く崇拝されるべきは情報で、その価値を認めた者の間でエンゲージされた時に神性が宿るのではないか?だとすると、読了後にため息と共に至福の刹那を感じたなら、それが神が宿った瞬間なのではなかろうか?それはともかく異世界おじさん3巻出たぞ