@Relilium 相対的な色域を維持で、真っ黒に近いあたりの階調が潰れるのは弱点なので、これを補正する機能があります。
ただし、どうもコミスタには無いようなので、これを使う場合はPhotoshopで「黒点の補正を使用」にチェックした状態で変換してください。
黒点の補正(black point compensation / BPC)などと呼ばれる機能で、相対的な色域を維持で変換する場合はほぼ必須です。 #カラーマネジメント #dtp
@Relilium レンダリングインテントというのは、100%再現できない変換を行う時に、どういう風にすりあわせるかの「方針」です。どういう意図で変換するのか、ということ。
格闘されていたように、RGBのような派手な色は出ないので、じゃあどうする?って話です。
出せる範囲でなんとかするしかないわけで、どうにかして詰め込むんですが、そのときに、
とにかく全部が滑らかに自然に収まるように縮小しよう(知覚的)
再現できてるところは活かして、それ以外をつじつま合わせしよう(相対的・絶対的)
彩度がなるべく維持されるように変換しよう(彩度)
のどれかを選択します。
#カラーマネジメント #dtp
@Relilium 相対と絶対の違いは、ターゲットの白、つまり紙の色に対して、どうするかの違いです。
人間の目は、見ているモノの白い部分を「白の基準」として順応し、たとえちょっと黄色っぽかったり、あおっぽかったりしても、それが白く見えるようになる性質があります。
そうすると、それ以外の色も、その白(紙)にひっぱられて馴染んでみえます。
相対では、紙の色は無視して、インキを載せて刷ります。紙の色に影響を受けるのですが、目が補正してあまり気にならず、差し引いて自然にみえたりします。なので、あえてそのまま刷るワケです。
絶対では、目標とする色に、紙の白い部分にもインキをのせて調整し、無理矢理にでも元々の色にあわせようとします。
黄色い紙に印刷する時は、シアンとマゼンタを少量のせて、元の再現したい白になるようにします。他の色も同様に、とにかく各色の再現重視で、可能な限り同じになるように頑張ります。
ところが、インキを足して表現するワケですから、足してできない色は作れません。
ハイライトの階調がバッサリ切り捨てられて、途中から始まったりしますw
#カラーマネジメント
#dtp
@Relilium プレビューの設定は、CMYK変換して出力する時の設定にも適用されるようですので、
変換をどのインテントで行うか
という観点で選ぶことになります。
(RGBのまま保存してPhotoshopで変換する場合は、Photoshopの方で使うレンダリングインテントに合わせます)
で、まぁある程度見た目で選べばいいんですが、階調がおかしくなっていなければ相対的な色域を維持、それより少し色が動きますが階調を優先する場合は知覚的を使うのが良いと思います。
モニターに十分な色再現能力があって、キャリブレーションされている場合は、どのレンダリングインテントを使っても、概ね刷った時と同じ色になります。
相対的は、再現できる色はなるべく忠実に、そうでない色はそれなりに、という変換です。
鮮やかさは維持されますが、再現できない領域がぺたーっと階調がなくなったりします。
知覚的は数値的な再現より、より自然に見える表現を工夫したもので、主に全体のトーン(階調表現)を維持する変換です。
結局のところ、見た目で好ましい方を選びます。
#カラーマネジメント #dtp