問:多言語併記・混植について
日本:併記については特にない。日中韓どれも正方形の文字なので。混植は、記号類とか組み版ルールで困る。アルファベットが入るとたいへん変わる。見た目を併せるために文字の大きさを変えなくてはならないので。
中国:併記はとくに問題ないと思う。味やテクスチャーが似てれば良い。混植は大きな問題。特に約物。組版システム的・ソフトウェア的な問題もある。
韓国:ハングル中心にアルファベットを作る。漢字・ハングル・英語の大きさのバランスが悪くなる問題はある。近年、高齢者社会で活字の字面がだんだん大きくなって、正方形の仮想ボディーに含める必要があるためにpやqの足が小さくなって、アルファベットが小さくなる。 #dtp
問:必要な文字数は? 標準的な文字セットは?
中国:最も小さい文字セットで6,763字(国家規格GBの80年代に制定されたもの)、大きいので87,000字(公安部、戸籍用)。
韓国:ハングルの字数は11,702字。その中には、古語(5,562字)、英文(972字)などが含まれる。漢字は4,888字。 #dtp