シンポジウム
問:フォントの制作会社の数は?
中国:15社くらい、大きい会社は150人、小さいところは個人レベル
韓国:60社、活発なのは20社くらい
日本:ネットで調べたら47社、フォント辞典に載っているものは27社 #dtp
問:多言語併記・混植について
日本:併記については特にない。日中韓どれも正方形の文字なので。混植は、記号類とか組み版ルールで困る。アルファベットが入るとたいへん変わる。見た目を併せるために文字の大きさを変えなくてはならないので。
中国:併記はとくに問題ないと思う。味やテクスチャーが似てれば良い。混植は大きな問題。特に約物。組版システム的・ソフトウェア的な問題もある。
韓国:ハングル中心にアルファベットを作る。漢字・ハングル・英語の大きさのバランスが悪くなる問題はある。近年、高齢者社会で活字の字面がだんだん大きくなって、正方形の仮想ボディーに含める必要があるためにpやqの足が小さくなって、アルファベットが小さくなる。 #dtp
問:若者の書体好きが盛り上がっている?
中国:グローバル的なものだと認識している。アメリカでは2010年から、アジアではこの5年くらい熱くなっていると思う。若手・ベテランのデザイナーとも文字に興味を持っている。
韓国:同様に、若い人が関心を持ち始めている。タイポグラフィーの夜間の教育機関がある。学んでいる人がネットで試作を公開している。 #dtp