ICCプロファイルというか、現実の色域変換を行うにあたって、色域の外周の形状って大事だよね、という話があります。

拡張色空間を数学的に定義すると、そもそも可視領域にない値が定義できたり、再現できるデバイスが存在しない値になったりして、無意味な領域がでてくる。

そのままで、例えばPhotoshopのようなソフトで彩度をあげる操作をすると、カラー値が見えない領域に行っちゃって、現実世界で表示できなくなる。

そこで、実際に使える領域は別に定義して運用しなくちゃね、ということになります。

まずはこれ。

フォロー

PCSもL*a*b*やXYZで可視領域全てって感じで、適度な形状の定義がない。

Labモードで画像補正すると、色域の外周形状が無いので、時に無意味な領域に値を広げちゃってモニタしながら作業できないし、出来上がった画像を色域圧縮しなくてはいけなくて、ここでムリが生じると劣化してしまうという本末転倒なことになる。(だからProPhoto RGBの方が使い勝手がいい)

ここから自分もちゃんと説明できないんだけど、sRGB v4プロファイルを使ったv4ワークフローって、PCSに中間ガモット形状(PRMG)を定義して、A2B0(知覚的)の際にも色域圧縮とか最適化するよ!って取り組みなので、B2A0だけで色域圧縮するv2と比べてどうよ、ってことを議論しないと意味がないのよね。

PRMG = Perceptual Reference Medium Gamut

というわけで、こっちの資料をみてもらった方がいいと思います……。
color.org/events/prague/8.Gree

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